「親捨て」のススメ《親子の法則》を読んで! 毒親なら別れるべき?【🔊音声朗読】

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【📢音声朗読】最近読んだ「親捨て」に関する本が感銘深かった。エロばかりのこのサイトでは似合わない真面目な読書感想になってしまったけど。私も一歩間違えば親捨てしていたと思う。幸いそこまでには至らなかったけど。

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毒親を捨てて楽になる!

「親捨て」とはちょっと過激な言い方。でも、場合によっては親子の関係を断つのも確かに「アリ」なのか。そう思ってしまった。

最近読んだ「親捨て」に関する本が感銘深かった。エロばかりのこのサイトでは似合わない真面目な読書感想になってしまったけど。😓

自分の親のことを悪く言うようで気が引けるが、小学生時代の母は確かに「毒親」だった。なので、この本には共感できた。

我が家の場合は最終的に「親捨て」までは至らなかったが、そうなりかけた気がする。一歩間違えれば、間違いなく捨てていただろう。

というのも私と母は、かなり歪《いびつ》な母子関係で濃密でドロドロしたものだった。

父は昭和の仕事人間で家の事には一切無関心。中学生の姉はいたが、優等生タイプで部活が最優先、夕飯まで家には戻らない。

私と専業主婦の母は、学校が終われば家の中で二人きり。母子カプセルで正にマザコンそのもの。母は気性が激しく、手のかからない姉には無関心で私には過干渉だった。

男兄弟のいない母には、男の子の育て方がわからなかったのだと思う。

特に躾《しつけ》には厳しく、お仕置きと称して、毎週のようにお尻を叩かれていた。裸でお尻を打たれるなんて、今では問題になりそうな行為だったが、当時はまだ許されていた。体罰は大目に見られる時代だった。

小学校が終わるまでは、ずっとそうだった。

体罰以外にも母は私の全てを管理したがった。自分の目の届く所で息子を見守りたいのだと思う。

便秘になった私にイチジク浣腸して、全てが終わるまで見届けるのだ。トイレではどのくらい出たのかわからないので、わざわざ洗面器を用意して、それに出させる。

部屋中に異様な臭いが広がる。

私が恥ずかしさで身を縮めていると、気が咎《とが》めるようで、母も自らイチジク浣腸して、同じ洗面器に排泄する。どういう理由で母も浣腸するのかわからないが「これでお相子だね」そんなことを毎回言っていた。

「箸の上げ下ろし」から「下の世話」まで面倒を見てくれる母と一心同体のマザコン親子だった。母のペット。怖い母だが決して居心地は悪くない。それは私も母を独占できたからだ。

他人から見たら気持ち悪い関係だったに違いない。でも当時は何の迷いもなく、この関係がずっと続くのだろうと思っていた。

そんな母との「べったり関係」を終わらせてくれたのは祖母だった。

近所の祖母の家に行くことで、次第に母から離れることができた。毎日学校帰りに祖母に会う。物理的に母と離れるのだ。

今思えば、これは母にも良い事だったのだと思う。

一時は「息子を祖母に取られた」と母に勘違いされた時期もあったが、結果として、母と息子の距離を離してくれたのだ。

私と母、両方の熱を冷まさせてくれた。

その後、祖母が亡くなり、私はまた母に戻った。子供の頃のように、母に責めてもらうようになった。それが嬉しかった。

でも、かつての関係と同じではなく、母と対等に接することが出来るようになった。エラそうに言うつもりは無いが母も成長したのだと思う。以前よりも性格も穏やかになった。

おかげで、私の場合は「親捨て」はしなかったし、今は母とは良好な関係を保てている。

その後、父が亡くなり、母は名実ともに私の恋人になった。今では快楽をむさぼり合う関係。何でも許せる母子となった。少し度が過ぎたが、母は独り身。もう何も関係ない。

それも祖母のおかげだ。もし祖母がいなかったら、母との距離を縮めることはできず、ドロドロとした関係は続き、お互いを憎む関係になっただろう。

幸い、「親捨て」は経験しなかったが、だからといって「毒親」に苦しむのは嫌だ。

場合によっては、自分を守るために「親捨て」も必要なのではないかと思う。

「親捨て」はいけないことで、親は大切にしなければならない、などとは普通の家庭の場合の話だと思う。

どうしようもない「毒親」だって、世の中にはいるのに。

それを捨てられないのは変だ。

だから「親捨て」には共感できる。

ひとつ付け加えなければならない。

「親捨て」もせず、母とは「良好な関係」になったのだが、母も私の相当変態だ。今でもドロドロしてる。

かなりエグイ話なのだが、母とも亡き祖母とも関係を持った。母とは今でも関係を持っている。昔、子供の頃の「お仕置き」を今でも母にしてもらう。ひとしきり母に責めてもらった後は、今度は私が母にサービスする。こんな関係が、もう何十年も続いている。

我が家はだいぶ特殊なのだろう。

祖母だって遊び人でかなりの好き者で自由人だった。

果たして「毒親」に悩む人に、我が家のケースが参考になるか不安だ。

でも、こんなヤツもいるんだと思ってもらえればいい。

自由に生きていい時代。一度しかない人生。そして人生は短い!

たとえ親であっても、自分を守るためなら「親捨て」してもいいと思う。

これが私の考えだ。

終わり

《追記》

母親から体罰を受けるのは自分が悪い為。子供の頃はそう思っていたが、次第に何か違和感を感じるようになった。母は「私の為のお仕置き」とは言っているものの、何か変だ! 友人の母親とは何か違う気がする。「私の為」などではなく、母は「お仕置き」という行為が好きなのではないか、という疑念が次第に大きくなっていった。

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