今はデリヘル嬢だが、昔ラブホテルのフロントをしていたという女性の話。
ホテルの受付の仕事を辞めて風俗の世界に入ったそうだ。
辞めるきっかけが面白くて、根掘り葉掘り話を聞いてみた。
そのラブホテルは自動精算ではないのでフロントに誰かがいなければならない。
清掃やベッドメイクは外国人が担当。ただ、フロントだけは日本語が話せないと無理なので彼女が担当していた。
ラブホテルのフロントでは、仕事柄色々なデリヘル嬢を目にする。
カップルでホテルに入る場合、女性がデリヘル嬢かわからない。恋人同士かもしれないからだ。
でも、一人で男性の部屋に来る女性は間違いなくデリヘル嬢だ。
恋人同士で、「僕が先にホテルに入って部屋番号ラインするから、後で来て」などというカップルはいない。
だから女性が一人でラブホテル入る場合は、デリヘル嬢、でなければホテルの従業員だろう。
ホテルの従業員なら日々の仕事なので、派手な格好はしていない。
着ているものを見れば察しが付く。それっぽい外見をしている。
露出の多い派手めな服装の女性が一人なら、ほぼデリヘル嬢に間違いないだろう。
その彼女は、そんなデリヘル嬢たちを毎日フロントから見ていた。
実の様々なデリヘル嬢が来るらしい。
若い娘から熟女、さらには老女まで。美人からブスまで。骨っぽいガリガリから力士のような巨漢まで。
そこで彼女は考えた。
「自分にも出来るかもしれない」と、、、
離婚しているので、別に障害は無い。一通りのテクニックもあるし、エッチは嫌いではない。
50代半ばではあるけれど、見た目は悪くない。美人ではないが、明らかなブスでもない。ややポチャだけど、一応クビレもある。Fカップのオッパイもある。
「案外いけるかも」、「稼げるかもしれない」と考えたそうだ。
それでデリヘルの世界に入った。
さすがに働いていた五反田のデリヘル店は避けた。知り合いや勤めてたホテルの従業員と会ったら、気まずいから。
それで山手線の反対側の鶯谷にした。鶯谷は熟女店が多いので正解だったそうだ。ネットの風俗の求人サイトで探した。
ただし最初のお店は面接で落とされた。
行けば当然採用されると思っていた。こういう仕事はやる女性が少ないので必ず採用されるものだと思っていたそうだ。
でも今は女性が過剰で、お客が付きそうにない女性は、最初から落とされることを知った。
2件目の熟女店で採用された。これが彼女と会ったお店だ。
働くようになってから、出張と言うシステムで五反田に行く場合もある、と聞かされた。
でも「出張NG」ということで、鶯谷近辺だけにしてもらったとのことだ。
本番は無しということは知っていたが、それ以外アナル系は痛そうなのでNGにしてもらい、他には3Pやごっくん、即八や外国人もNGにしてもらった。
勤め始めたが、まったく稼げないそうだ。
年齢的なものもあるので、求人サイトの広告よりは下回るが、そこそこ稼げるだろうと思っていたが、甘かった。
午後だけ出勤だと一本、午後から夜までいて2本といったところ。
最初のうちは新人ということで、お店もフリーの客を付けてくれるが、それが無くなると「お茶」の日が増えた。
それで、結局今はこのままデリヘル嬢を続けるか迷っているそうだ。
昔はハードルが高く、風俗で働く女性自体が少なかったので、いい稼ぎになっていたけれど、今は違う。
参入者が増えて、よほどレベルやサービスが高くないと無理だろう。
私も中高年の女性で介護や清掃の仕事と掛け持ちでデリヘル嬢やっている人も多を知っている。
余計なことかもしれないが、デリヘルだけで収入が厳しいようだったら、普通のパートの仕事と兼業でやってみたら、とアドバイスしておいた。
デリヘル業界も内実は厳しかった、という話でした。
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